ベトナムファンド (ベトナム投資信託)に関するベトナム側からのベトナムファンド情報です。
後半に気になるコメントが・・・
ベトナムファンドが買えるのも、ひょっとしたら今のうちかも知れません。
海外からの波にさらされる株式市場
2007/06/06 11:27 VNT更新
この1年程ベトナム株式市場は、高い利益を生む魅力のある市場として評価されてきた。そのため多くの海外投資家が投資先として競って訪れるようになった。その海外投資家には2つの形態がある、一つは通常の海外投資家、そしてもう一つが戦略的投資家である。
先日ベトナムで行われたアジア地区金融シンポジウムの統計では、ベトナム株式市場に関連した投資活動を行っている国内外の投資ファンドは合計で45社に登り、運用資金は62億ドルに上っている。しかしその内、海外投資ファンドは26社、実に51億2,000万ドルを運用している。つまり 2006年からこれまで、株式市場に間接的に投資された資金は100%増加したことになる(2006年末時点で、投資金額はおよそ22億ドル)。
現在大手3つの投資ファンド運用会社で、ほぼ38億ドルを運用している。ドラゴンキャピタル、ビナキャピタル、インドチャイナキャピタルが、それぞれ15億ドル・13億ドル・10億ドルという割合だ。その他の金融機関も遅れてはならないと進出を急いでいる。年初からこれまで、6つの投資ファンドが設立された。ライオンキャピタルのマネージングダイレクター・ルイス・グエン氏は、「現在70程度のファンドがベトナム市場への投資認可を待っています。ライオン自身も10ほどの投資案件を抱えています。海外資本の運用に関する法令が整えば、多くの海外ファンド資金が投入されるでしょう。」と語った。
証券購入が増加するのと同時に、海外個人投資家が口座開設する数も非常に増えている。ホーチミン証券取引所の統計では、現在5,000近くの取引口座が証券会社で開設されているという。日本人を初め、韓国人、台湾人、シンガポール人が中心となっている。
海外投資家はまた、上場企業に留まらず、OTC市場や株式会社化の過程にある国営大企業、たとえば、ベトコムバンク(VCB)やベトナム投資開発銀行(BIDV)、モビフォン、ビナフォンといった企業へも注目している。利益をあげるチャンスが増えれば、海外投資家はそれだけ増加することになる。
しかし、こうした大きな資金が投入されると、海外ファンドによって市場がコントロールされることになるのではないか、と疑問を持つ投資家も多くなる。
現在、こうして投入される海外資本を規制する草案が作成されている。

