この下落の原因は、今月1日に実施された政策金利や預金準備率の引き上げ、来月以降実施とされる商業銀行に対する国債購入強制など、べトナム国家銀行(中央銀行)など金融当局がこのところ強化している金融引き締め政策にあるとの見方が有力で、米国の景気後退懸念など外的要因よりも、インフレ抑制を目的とした引き締め政策の影響が大きいようです。
でも、黒田東彦アジア開発銀行総裁が、「現在ベトナムが行っている金融引き締め政策の効果は、これからの数か月の間に、インフレ数値を2ケタから1ケタへ、おそらく7〜8%まで下げることが出来るだろう。(米国から始まった世界的な経済の衰勢の影響で)2008年にベトナムの経済成長の速度は8%あたりにダウンする恐れがあるが、インフレ率の管理や着実な経済成長の維持などの課題において、逆に利点になる可能性もある」と記者会見でコメントされました。
ダウンしても、ベトナムの経済成長の速度は8%って、凄くないですか?
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